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「いつ切るか」が木の命運を分ける。樹木医が教える、剪定の適期に行う重要性。

 

「枝を切れば大丈夫」ではない。タイミングを誤ると、木は弱る

庭木の剪定を業者に頼もうと思ったとき、多くの方が「いつやってもらえるか」を気にします。しかし本来、剪定は「いつやってもらうか」ではなく「その木にとって適した時期はいつか」が問われる作業です。この順番を取り違えたまま剪定が行われると、見た目こそ整っていても、木の内側では大きなダメージが蓄積していることがあります。

たとえば。切るなら休眠期に入った冬、12月〜2月が適期です。この時期であれば、木は傷口を塞ぐエネルギーをじっくりと蓄えながら、春の開花に向けて力を整えることができます。一方、開花直後や成長が盛んな夏に切ると、木には二重の負担がかかります。傷口が塞がりにくくなるだけでなく、翌年の花付きが著しく悪くなることも珍しくありません。同じく落葉樹であるリンゴやブドウなどの果樹も、休眠期の剪定が基本です。

一方で松やイチイは、桜とは全く事情が異なります。冬に切ることは逆効果になる場合が多く、その年の成長が落ち着いた8月〜10月が剪定の好機とされています。木の種類によって、切っていい時期がまったく違う。これが剪定の難しさであり、奥深さでもあります。木の性質を理解しないまま「空いている日に全ての木をやってもらえればいい」と任せることの危うさは、ここにあります。

現在(5月1日)はバラやブルーベリーそしてムクゲの剪定の適期になります。  また、これから、ツツジ類が咲き始めますが、ツツジやシャクナゲの剪定の適期は花後およそ1か月以内になります。

・先日行ってきました、京都の仙洞御所(せんとうごしょ)。

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