坂本庭園では、剪定をする中で枝を一本切るのにもそこには技術や知識がいっぱい詰まっています。
🟣たった一本の枝を切るだけなのに一瞬の内に考えていること。
①今後生育していく上で必要な枝か?
②周りの枝の生育の妨げにならないか?
③全体の樹形を乱していないか?
④どの芽や枝葉の上で切るか?
⑤切り口が塞がり易い位置はどこか?
⑥全体適に風通しが良くなっているか?
⑦残した葉に日光が満遍なく当たるようになっているか?
⑧枝が病気にかかっていないか?
⑨敷地の境界から出ていないか?
⑩電線にかかりそうになっていないか?
⑪隣りの樹木との関連で切るか、切らないか?
⑫普通は切るような支障枝ではあるが、元々枝数が少ないので光合成での栄養分を蓄えるためにも残すべきか?
⑬この枝は健康かまたは衰弱しているか?
なとなど、枝一本を切るのにも、そこには技術や知識がたくさん詰まっています。テキトウに切っていい枝は一本もないのです。
安易に『ついでにそこの枝を切っておいて』という言葉は坂本庭園の場合には当てはまりませんので、ご了承下さいませ。