樹木に関する知識や技術は日々進歩しています。
例えば、樹木を移植する時に以前は根を切ると水分の吸収が減るので、葉からの蒸散を抑えるために、枝葉を切っていました。
しかし、現在は移植後の根を増やし伸張させるのは葉の光合成による栄養分であることから枝葉を切ることは推奨していません。
更に昔の話しですが、枝を切るときは少し長さを残していたそうです。現在ではその部分から幹の健常部への枯れ下りという現象が起きることがわかっているので切り口が一番塞がりやすい部分で切ります。
このように、樹木医学は日々進歩していますし、私個人としても日々樹木と向き合い作業をし、並行して勉強していると書籍には書かれていない技術や知識を修得することができています。