梅の木の葉が枯れていると電話がありました。
今年の春には花がたくさん咲いてきれいだったようでした。
行ってみると、防草シートが辺り一面に敷かれていました。梅の木の根元にも敷いていましたが一ヶ月位で枯れたようです。この梅の木は元々弱っていたのと数年前には除草剤の影響を受けていましたので樹勢がまだ回復していませんでした。また、梅の木の根は浅根性のため、防草シートの影響を早く受けたようです。
防草シートの材質はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルだそうですが、敷くと通気性が悪くなるので、根が酸素を吸うことが出来なくなり壊死してしまいます。根が壊死すると水分が枝葉まで行き渡らなくなり枯れ死してしまいます。
同じ理由から、土を幹が隠れるまで根元に盛るのも枯れ死する原因になります。
これまで何度も言っていますが、これは致命傷になる行為です。
🔴写真は防除シートを剥がした部分の根の状態です。酸素を求めて防草シートのすぐ下(地上部)まで伸びてきています。防草シートは透水性が悪いこともありますが、乾燥状態が続くと根が乾燥死してしまいます。植えた時に防草シートを敷いていると根は土中深い所まで伸びていけません。そうすると日照り続きになると影響が出ます。また、強風で倒れやすくなります。