今日の茨城県筑波市の気温は最高気温が35度前後ありました。舗装された歩道を歩いているとモワッとした空気が襲いかかってきました。
講習1日目は樹木の根が生育する土(土壌)のことを座学と実技を交えて行われました。
樹木が衰退する原因の主なものに、土壌の物理性に起因するものがあります。
その中で樹木が健全な状態で維持していくためには『透水性(排水性)』と『適度な硬度』が必須条件になります。これらを調べるための器具があります。
実技では主に器具を実際に使用して、土壌の状態を調べました。また、土壌改良方法の一つである通気性を良くする『竹割工法』も行いました。
①土壌の硬さを調べる器具・・・「長谷川式土壌貫入計」。
②透水性(排水性)を調べる器具・・・「長谷川式簡易現場透水試験器」。
③土壌の性質や構造を調べる器具・・・「長谷川式大型検土杖」。
根の生育する環境が悪いと樹木の樹勢は衰退してしまいます。根元の土壌を踏圧で硬くしたり、根元に幹が隠れるまで土を盛ったり、狭い場所に植えたり、根元周りに防草シートを敷いたりする方が多いのでお気をつけ下さい。