松の剪定の適期は札幌では8月から9月いっぱい位まで又は切り口からマツヤニが出るまでになります。
勿論、このような適期に行うことは重要なことです。しかし、松の性質を、理解して剪定を行わないと失敗してしまいます。
赤松や黒松そして五葉松は枝や幹の途中から新しい芽を出すことはないので、例えばよくあるのが、幹に近い枝を全てそぎ落とし枝先だけ残すやりかたをすると、見た目はスッキリして見えますが、もう途中から新しい芽は出て来ませんので、来年以降、枝は間延びして行くだけで、崩れた樹形は元に戻りません。
その他にも、全ての樹木に共通することですが、葉の光合成によって糖を得ていることから葉を必要以上に減らす強剪定はやめた方が良いでしょう。
🟣松の剪定後。幹に近い枝葉も残しています。